Japan Game Convension 2004

去年はほんの数時間しかいられなかったJGC、今年は土・日と参加しています。
フリープレイはボードゲーム卓が多い割にマスターが思ったよりもいないこと、知ってるゲームの卓が少なかったこと、やりたかったゲームは人気あってほとんどあっけなく参加締め切られたこともあって、全く出来ませんでした。


いや、一応土曜の夜4時スタートのアリアンロッドってのはあったんですが、マスター来なかったので卓潰れ。
これなら無理してマスターする用意もした方がよかったかなぁ。
前から会場が狭くなった、という話を少し聞いたんですが、ちょっと微妙です。


オフィシャル卓は今回、テスト除いて1回1,000円徴収するペイ・イベントせいのため、本当なそんなに参加したくはなかったのですが…仕方なくペイ・イベント中心で。
1回目は土曜朝のFEAR。
約250人中50人と、なかなか厳しい倍率でしたが、思ったよりすんなり当選。
いくつかあるゲームから1つ…と言うことだったのですが、ここで少し失敗したかも。
せっかくまだ発売前のビーストバインドNTが出来るんだからそっち選んでもよかったよなぁ…やる機会あるのか怪しかったし。
選んだゲームはよく知ってる安心感でN◎VA−D。
自己紹介でプレイ2回目、といったのですが、Dはよく考えたら初プレイだったですね。まぁ、戦闘処理で少しまごついた以外はRRとほとんど変わらなかったので、楽でした。
シナリオの内容は…やはりコンベ用ということで、大分あっさり。
いや、私の予想を超えて、え、こんなんでクライマックス入っちゃっていいの?って思うくらいに。
リサーチも非常にロジカルで、こういうものもアリなんだなぁと考えさせられました。
時間ないからなんでしょうけどね。


他のプレイヤーさんたちもそこそこ「分かってる」人たちばかりなので、終始和やかに進んで一安心です。
ただ、シリアス志望のカゼの人の意に反して、話が大きくギャグ方向へねじ曲がってしまったのはかわいそうだなぁと思いましたが。
私がかなり卓の雰囲気を荒らしてしまった…ギャグキャラなので…のがちょっと負い目あるんですが、不快だった方がいたら申し訳ありませんでした。


このあと菊池たけしトークイベントを立ち見。
ぶっちゃけ宣伝と内輪ネタばっかりなんですが、これはこれで非常に笑えたのでよしと。
「良いプレイヤーとは」というお題目が10分後には「各スタッフのスタンドを命名しよう」になっていたのは何ともはや。


そのあとエンターブレインのほうでクトゥルフをやりたかったんですが、抽選は当たったものの席を先に埋められてしまい、仕方なくナイトメアハンター・ディープ卓へ。
正直乗り気ではなかった上に、マスターが30分遅れでモチベーションは少々低めだったのですが、やってみると非常に面白かったです。
ルールが少し複雑なので、ルールを熟読したメンツでやるとさらに面白かったんだろうなぁ、とも思いますが、何分ナイトメアハンターなので。
いつ出るんですか?とは恐れおおくて聞けませんでした。


他のプレイヤーさんは「ダブルクロスっぽい」といってましたが、なるほど、夢魔を倒すために夢魔と契約し、その夢魔をコントロールしてゆくところは、レゲネイドの侵食に似てるイメージ。
システム的にも似てますよね。夢魔を解放するほどに強くなってゆく、ただし夢魔に乗っ取られる(NPC化)可能性も高くなる、とか。
カルマというヒーローポイントの存在、シーン制の採用、コネクションの関係が帰還判定に影響がある点、とか。
違う点は、ナイトメアハンターは浸食率であるセフィラの黒化、カルマの獲得が比較的コントロールしやすい点、ルール的にココロの描写(自己演出を含む)を重視している点、今回はなかったですが夢と現実、という2つのステージを行き来する点があるのかなぁ?


セッション内容は非常に良かったです。
マップの上にメモ用紙で登場人物等をコマ化してわかりやすくしてあったり(クルーが元ネタらしいです。分からなければギャルゲーのマップ移動画面で、ヒロインはここにいますよって表示されるアレ)、細やかなギミックがシナリオ展開というより、プレイヤーに「こういう事件なんだけどさぁ、これってどう思うよ?」と問いかける構成は見事でした。
ヒントも明らかにバレバレなんですが、そのくらいで丁度いいというのが分かる感じがしました。
あのですね、プレイヤーは分かってるのに演出に凝ってしまうために、そのヒントにたどり着くのに意外と時間がかかっちゃうんですよねぇ。
それこそカリオストロの城の銭形バリにムダ演出。
途中眠くなってコクリコクリしたのは申し訳なかったです。


この辺りで時間は夜11時。
クトゥルフトークイベントを少し見てましたが、なんだかクトゥルフ作品の解説ばかりだったので席を立ち、ちょっと休憩。
こういう1−2時間の隙間を埋める軽いイベントがもっとあればねぇ。
ボードゲーム参加しとけば良かったかな?


夜1時。井上純弌吠える04。
ひたすら井上純弌氏のネタトーク
親族ネタで約30分、仕事暴露ネタで30分、FEAR暴露ネタで30分、残りでビーストバインド解説とFEAR新作発表と書くとめちゃくちゃな構成なんですが、めちゃくちゃでした。


セブン=フォートレスAPの表紙絵が公開されたんですが、とても電車で広げられないような内容に爆笑。
そのうち公開されると思うので見ておくと何とも言えない余情感が楽しめるかと思います。
エンゼルギアはサプリを絶対出す、とは言ってましたが、いつ出すのかは全く触れてませんでしたね…おそらくビーストバインドNTのサプリが先かと思われます(そんな馬鹿な)。


吠えるが終わって午前3時。
4時にフリーイベントでアリアンロッド卓がとれたので、期待して待っていたのですがマスターが来ない。
同卓の人に迷宮キングダムが面白かったですよーという話で時間を潰すも一向に来ない。
迷宮キングダムは前衛ー後衛の性格差がはっきり出てしまうため、1プレイヤーに2キャラ持たせるのも手なんじゃないかな、という話をしていたと思う。
結局卓は潰れ、仕方なくPCゲームのNeverwinter Nightデモプレイセッションに参加。
リアルタイムゲーなので、豊富な呪文をちゃんと覚えてないと駄目なんですよね。
操作系忘れていたのもあって、少し苦労しましたねぇ。
あんまり会話とかしている暇がなかったのが惜しいところなんですが、ちゃんとチャットモードとかも生かせると良かったかな。
あとUOの操作に慣れてるとかなりつらいです。
呪文準備しながら歩く…なんてのが大変だった。
フォゴットンレムルが舞台なので、結構知らないプレステとか呪文とかあって、新鮮でした。
お金と時間があればかなり楽しそうなんですがねぇ…。


6時。
8時からイベント開始なので、10分くらい眠るつもりが、起きたら8時。
マリ見て見逃したショックにさめざめと泣きつつ、イベント参加しに行く。
FEARが1番違いで落選。
フリーイベントも空きがないのを確認して、やることなくなったのでここで帰宅しました。
富士見のコンベンジョンというてもあったのか…、もう少しいても良かったかも。


全体としては、なかなか面白かったです。
参加したセッションはどれも面白かったしね。
惜しむらくは、ちょっと喰わず嫌いなところで損したかな、というところ。
カードゲームとか、ボードゲーム、SNE系のゲーム(ガープスゲヘナ)のような、普段やらないゲームは卓があったのですが、分からないものに参加するのは迷惑かな、ということで参加してなかったんですよね。その辺りもったいなかったかと。
トークイベントも面白かったですが、その分フリーイベントに参加する機会を失っているとも言えるわけで、ちょっと微妙。
来年あったら是非その辺り雪辱したいです。


余談ですが、今回ルールブックを鞄に結構な量詰めたんですが、チェックインが遅かったり、混雑する会場内で非常に邪魔だったり、結局使う機会のあっただろうフリープレイには参加しなかったり、ふんだりけったりでした。
ルールが必要(主にデータ部分ですな)なのは確かなのですが、ルールたくさん持ってくのは正直かなりつらい。
FEAR系だけでもN◎VAで3冊+SSS4冊、ダブルクロス3冊、アリアンロッド3冊、アルシャードは削って3冊。これに迷宮キングダムクトゥルフd20、MARSと来て、おそらく最重量級のD&D3eが5冊。
限界でした。
仕方なく大部分を宅急便で送還するハメに。
結局現地で買ったルールとかもあって、ちょっと重いかな、程度の重量まで抑えましたが…駄目駄目でした。
データの電子化、軽量化は最優先事項と言えそうですね。
特にD&D…しゃれにならない。
理想は普通のディパック1つなんですが…。