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ベルガリアード物語 5巻 勝負の終わり / デイヴィッド・エディングス \987
最後まで、周囲に振り回されっぱなしのガリオンがあまりにもお気の毒。
このシリーズ、非常に面白かったですよ。
ほとんど富士見ファンタジア文庫級の読みやすさ…というのはちょっとオーバーかもしれませんが、少なくともハヤカワFTとは思えないほど、するする〜っと読めた。
ハヤカワFTは、小学生のころ、エルリック読もうとして挫折した記憶があるので、なおのこと意外。
読みやすかったのは、ヒロインのセ・ネドラの言動もさることながら、古さを感じないウイット感、キャラクターの面白さが多分にあると思う。
結構ギャグキャラなローダー王とか、天然さんなライラ王妃とか、相変わらずなレルドリンとか。
この巻は戦争が前面に出てくるので、そういったキャラたちが、必死に活躍するシーンとかも、いやおうなしに盛り上がるのはお約束ですね。
次は「魔術師ベルガラス」なのですが、どうやら今出ている「女魔術師ポルガラ」の次に刊行予定の「マロリオン物語」の終わりにつながってるらしいんですよね。
ちょっと冒頭を読んでみたけど、確かにさっぱり分かりません。
どうやらこの「ベルガラス」と「ポルガラ」は、完全新規翻訳であることが原因っぽい。
この「マロリオン物語」は、絶版になってから久しく、近くの古本屋さんには別シリーズの「タムール記」しか売ってないんですよね…。
本来なら、「マロリオン物語」の刊行を待ってから、「ベルガラス」「ポルガラ」を読むべきなんですが、「マロリオン物語」が全部出るのは来年の5月…。
そんなにまてっこないので、ネタバレを覚悟しつつ、「ベルガラス」を読むことにします…。
ぴるぴる! 1巻 / 塚本エミイ \860
主役の先生が、どうみてもにゃちこさまにしか見えない。
同人のときも思ったのですが、面白い話とどうとったらいいのかわからない話しが半々くらい。
このシュールさが特徴なんでしょうけど。
あと女装の男の子は定番ですね。