劇場版AIRを見て来ました *ネタバレあり注意*

今日は休みが貰えたので、行こうか行くまいか悩んでいた「劇場版AIR」を川崎チネチッタにて鑑賞。


…噂に違わず「あしたのジョー」風味。
なんか止め絵が出る度に、あの頃見たジョーの記憶がよみがえります。いやマジで。
もういつガードレール飛び越えて、ジョーが出て来てもおかしくない。


内容はそこかしこで出てますので、個人的な印象だけ。
久川綾が相変わらずイカス。
To Heartの委員長とともに、心の中で既に伝説化いたしました。つうか、「青空」がかかる件のシーンの演技は何度見てもいい。定番。
でも、グリーンリバーライトが邪魔に思えた私はやはり原作厨なのかも。


いわゆる「がお」「にはは」のような「記号」は結構出ていた気がするのですが、どうでしょう。
他は割りとすんなり受け止められたのですが、「観鈴ちん、ぴんちっ」だけ激しい違和感があったのは、やはり劇中で「観鈴ちん」という単語がほとんどなかったからでしょうか。出崎エフェクトとあいまって、激しい違和感が。


ゲーム中も思いましたが、「青空」は話の筋とか無関係に涙腺を刺激してきます。
今回はあんまり感情移入もなかったので尚更。
あくびした程度には泣けました。
恐らく感情より理性ユーフォリア・チャート送り。


私自身はおそらく今も軽度の葉鍵厨なので、やっぱりゲームと比べると…な感覚もあったのですが、正直ゲームの「AIR」に関しては、キャラの造詣が明らかにやばすぎでしたので、そのあたり少しマイルドになっているのはよかったかなぁ。
プレイ当時は、麻枝さんの本気は恐ろしいなぁとか思ってただけなんですけどね。
マイルドになってる分、「にはは」が結構目に付いたりもするのですが…まぁ、それはしゃあないのかな。


あとあの祭りのシーンは…「ミステリー民俗学者 八雲樹」や「仮面ライダー 響鬼」を彷彿とするアンニュイ感です。
というか、この映画は本当に人を感動させる意図はあるのか疑わしくなってきます。
そのほか名シーンには事欠かず、90分目も離せませんでした。
ネタ帳もって行けばよかった。


そこそこ面白かったです。
ゲームの「AIR」に深い思い入れやトラウマがなくて、かつ劇場版「あしたのジョー」を観てる方にはお勧め。
AIR」を知らないと話がよくわからないし、「あしたのジョー」を知らないとあの止め絵ラッシュや真っ暗な中でも会話に憤慨する危険性も。
多いとは聞いていましたが、本当に多いです、止め絵。


これと比べものにならない神的作品とか揶揄されている、Bs-i版が滅茶苦茶見たくなりました。
映画は映画で、そんなにつまんなくはなかったと思うので。
1800円の価値は…私はあったかな。
ちょっと薦める対象が限定されるので、みんな見に行けとは絶対に言えませんが…「AIR」最後まで読みきった人は、心に余裕があるのなら、ネタ的にもいかがかと。